SEOとローカル検索のコンサルティングをおこなっているiSchool合同会社のポリシーは、クライアント企業の規模や状況に沿った実現可能なコンサルティングを行うこと。また、目に見える成果につなげるための学びの提供を重視していること。その姿勢をロゴで表現したい、ということで依頼を受けました。
古今東西の主人公の成長を描いた物語を観察すると、早い段階で主人公の道しるべとなるキャラクターが登場します。クリストファー・ホグラーの「神話の法則 ライターズ・ジャーニー」では、このキャラクターを「メンター(賢者)」と定義しています。
このアーキタイプは、ヒーローを教育し、守護し、彼に価値ある贈り物を与える、すべてのキャラクターを表している。ときにヒーローは、エデンの園でアダムと一緒に歩む神、アーサー王を導く魔法使いマーリーン、シンデレラを助ける親切な魔女、あるいは新人警官にアドバイスを与えるベテランの巡査部長であるかもしれない。(p99)
(中略)
メンター(賢者)というアーキタイプの他の重要な役割は、ヒーローを勇気づけることであり、ヒーローの冒険への恐怖心を克服する手助けをすることだ。メンターが与えた価値ある贈り物そのものがヒーローにとって十分な報酬となり原動力となることもある。またメンターはヒーローに何かを示したり、ヒーローが行動を起こし冒険に旅立つようにお膳立てしたりする。(p106)
私はこのロゴを作るときに、iSchoolが企業にとってのメンターであるイメージを投影しようと思いました。大海原でこれから独り立ちしようとしているこどものクジラ(企業)に寄り添い、導き、いずれ自力で自由に行動できるようになるまで伴走(伴泳?)する存在としてです。
大きなクジラの背中に乗っている小さな存在は、大海原に乗り出すときの頼れる羅針盤でもあり、海路を明るく照らす灯台でもある。そのように、いつでも頼ることのできる存在でありたい、という願いも込められています。